今年のイグノーベル賞に「股のぞき」の研究が選ばれた。
この研究では、股のぞきで観たときは通常の直立での視野よりも、ものが小さく見え、奥行きも平らになるなどを確認し、前かがみの状態でも同じような効果があることを突き止めたものだ。
ちなみに逆さメガネをかけてみた場合は、このような錯視は起こらない模様。
人間が”観ている”ものは、光学的な情報だけではなく、脳内で様々な補正を受けて意識の上に登ってくるものだ。
今回の研究では、逆さになるという簡単な方法で、人の認知に環境(この場合は重力?)が幾らかの影響を与えている事をシンプルに証明しているように思う。
そもそも人間は何を”観ている”のか。
絵を描くとき意識するのは、「物自体」と、「概念」。このバランスだ。
「物自体」は、いうなれば光学的情報で受け取っているもの等。
一方「概念」は経験等により光学的な情報を”もの”と認識するためのルールみたいなものだ。
逆さに見た場合、この概念から外れるため、”もの”を認識しづらくなる。
人の顔を逆さに描くのが困難なのは概念が邪魔をするからだろう。
一方「物自体を見る」のはどう言う事だろう。
目が受け取る情報は『明るさ』と『色』だ。
この二つから『輪郭(線)』を導き出し、その『線』と『線』の関係性を導き出す。
ざっと、そんな感じに考えてる。
その工程で、色々なものから情報を集め、脳内で補正をかけ、今実際に見ている映像を我々の脳は作り上げているのだろう。
その色々なものの中に重力がかかわっているという事を、今回の研究は示唆しているのかもしれない。
イグノーベル賞といえども、なかなか侮れない研究ですね。
この研究では、股のぞきで観たときは通常の直立での視野よりも、ものが小さく見え、奥行きも平らになるなどを確認し、前かがみの状態でも同じような効果があることを突き止めたものだ。
ちなみに逆さメガネをかけてみた場合は、このような錯視は起こらない模様。
人間が”観ている”ものは、光学的な情報だけではなく、脳内で様々な補正を受けて意識の上に登ってくるものだ。
今回の研究では、逆さになるという簡単な方法で、人の認知に環境(この場合は重力?)が幾らかの影響を与えている事をシンプルに証明しているように思う。
そもそも人間は何を”観ている”のか。
絵を描くとき意識するのは、「物自体」と、「概念」。このバランスだ。
「物自体」は、いうなれば光学的情報で受け取っているもの等。
一方「概念」は経験等により光学的な情報を”もの”と認識するためのルールみたいなものだ。
逆さに見た場合、この概念から外れるため、”もの”を認識しづらくなる。
人の顔を逆さに描くのが困難なのは概念が邪魔をするからだろう。
一方「物自体を見る」のはどう言う事だろう。
目が受け取る情報は『明るさ』と『色』だ。
この二つから『輪郭(線)』を導き出し、その『線』と『線』の関係性を導き出す。
ざっと、そんな感じに考えてる。
その工程で、色々なものから情報を集め、脳内で補正をかけ、今実際に見ている映像を我々の脳は作り上げているのだろう。
その色々なものの中に重力がかかわっているという事を、今回の研究は示唆しているのかもしれない。
イグノーベル賞といえども、なかなか侮れない研究ですね。